フランスへのお土産は、何にする?
仕事柄、ツアーの中で、フランス人観光客のショッピングに付き合うことは多いので、
大体、彼らの好みやお土産の傾向は把握しているつもりです。
しかし、いざ、自分がホームステイ先のお土産を選ぶとなると、悩みます~。
フランス人がお土産によく買うもののひとつは、「浴衣」です。
夏にお越しになった場合は、街に素敵な浴衣がたくさん揃うのでいいのですが、
一番観光客が多い春などは、やはりお土産屋さんで購入することが多く、
ちょっと日本人が着ているものとは違う浴衣になりがちです。
フランス人はモノを選ぶ独自の眼を持っていて、何か買われるときは、さすがセンスがいいなぁ、と感心するのですが、こと浴衣に関しては、赤やピンクなど、いわゆる外国人好みのものを選ばれます。(ただし、ポリエステルではなく、綿100%のもの)
「包丁」も好きです。
「浴衣」も「包丁」も、あらかじめ買おう!と決めている場合がほとんどで、ツアーの早い段階で、私に 買いたいのだけど~ と言ってこられます。
築地などで老舗をご案内すると、ほぼ100%購入されます。
意気込みのわりには、小ぶりなものを買われますが~(笑)。
自分用とお土産用、両方買う人も多いです。
「お箸」は、10年前は、お箸専門店を見ても、買うに至らない場合のほうが多かったのですが、最近は、お連れすると、5割の確率で購入されるのでびっくりです。
和食の浸透ぶりが伺えます。
「日本茶」もしかり。
以前、グループツアーのバストーク中に、私の年齢を暴露したところ、衝撃だったようで、信じられない~、若さの秘訣は~? と質問が飛んできました。とりあえず私は、毎日、緑茶を飲んでいるせいでしょうか? あと、フランス人の皆さんと接してることでーす(笑)とかわしたのですが、
その後、グループの皆さん、こぞって日本茶を買っていました。
地方に行くと、それこそ 日本の粋・日本の技術 を凝縮したような名品が、いろいろありますから、ガイドとしても楽しいです。金箔製品や真珠や日本酒などなど、その製作工程を見学したあとは、とりわけ購買意欲が高まるようです。
それから、日本の「靴下」も好評です。その種類の豊富さにびっくりするようで、都内の靴下専門店はもちろんのこと、地方のお土産屋さんでも、まとめ買いされています。
さて、そんな中、私が ホストファミリーに選んだお土産とは・・・?
まず、条件がありまして、「軽くて かさばらない」& 「ホンモノ」だということ。
今回、預ける荷物としてはスーツケース大を1個しか持っていかないので、23kg(スーツケースの重さを除くと17kg)までに収める必要があり、何より軽くなくてはならないのです。
ということで、「漆器」です。
考えた末に、山田平安堂さんの ボンボン入れ(フランス語では bonbonniere という)
に決定~。ネットでさんざん吟味したあと、日本橋「コレド室町3」の直営店に行ってぱっと買いました。
小さいですが、日本的で、素敵です。
ホンモノ志向のフランス人には喜んでいただけるのではないでしょうか?
これは、「春秋」。桜と紅葉が象徴的です。
こちらは、「松竹梅」。話題が膨らみます。
これプラス、お菓子の箱を添えます。
和菓子は、日本で出来立てのものを食べていただくには美味しいですが、
まだ日本を知らない方へのお土産としては、リスクがあるので、この場合、「日本らしさのある洋菓子」のほうがいいかと思います。
なので、抹茶のお菓子でいいものがないかな~と思っていたところへ、ありました!
「抹茶とゆずのクレーム・ビスキュイ(ラングドシャ)」。
ゆずは、フランス人にも人気があるので、ちょうど良い組み合わせ。
(期間限定のようですが~)
気になる日持ちも、3週間ほどあるので大丈夫です。
http://www.henri-charpentier.com/
もう一品、私が荷物にしのばせていこうと思っているお菓子が、
私の住んでいるところからも近い、鎌倉の名品 「クルミっ子」です。
文句なしに美味しいです! 2カ月の日持ち。かさばらないところもいいですね~。
http://www.beniya-ajisai.co.jp/?page_id=29
あとは、鳩居堂
http://kyukyodo.co.jp/index.html
で見つけた、北斎の(浮世絵柄の)ペーパーナプキン、これも軽くて、ちょっとしたプレゼントとして喜んでいただけそうなので、持っていきます!
↓(もともとこちらで扱っているようですね)
http://www.karakudo.com/SHOP/m011.html