2度目の美術館ツアー (&ブラッサリー)
リヨン美術館で、土曜日の11時30分から行われている『1時間で主要作品を解説するツアー』に、
またまた参加してきました(^-^)v
ガイドは先月と同じAnne-eve さん。(参加者7名)
今回、10作品を解説してくれたのですが、Anneさんは私のことを覚えていてくれて、最後のモネ以外は、あえて前回と全く違う作品を選んでくれました!
今日は、入り口左の大広間から始まりました。
天井は「キリスト昇天」の絵、奥は「最後の晩餐」が描かれています。
次に向かったのは、チャペルを見事に利用した、彫刻の大展示室。
Anneさんが選んだのは、ロダンの『Eve』。
Porte d'Enfer (地獄の門)の両脇にあるアダムとイヴのEveです。
罪の意識で、身を隠すようにしているポーズ。ロダンが後から手を加えた跡などもしっかり見てとれます。
Anneさんが、どうぞ後ろも回ってご覧ください、背中のラインも美しいですよ、と言うので、回りこんでみました。ほんと、彫刻はすべての角度から観るものですねぇ。
「自由の女神」像の解説もありました。
正式には、la liberte eclairant le monde「世界を照らす自由の女神」なんですね。足元には引きちぎられた鎖があることはご存知でしょうか?(=自由の象徴)
彫刻の間をあとにすると、、
department de l'Antiquite 古代の展示室へ~。
今回は、エジプトの『Portes du temple de Medamoud』の解説。
エジプトでも、門は聖域への境だそうで、日本の鳥居と同じだと思いました。
しかし、このレリーフ門、紀元前3世紀です。
このあと、ギリシャの紀元前5世紀の女性像をみてから、中世ゾーンへ。
ドイツの16世紀のレリーフ。これが今日イチ(?)、かなりインパクトがありました。
真ん中上にDieu 、左にChrist、右にla Vierge(マリア)、真ん中あたりに、あらゆる階級の人々がペストに苦しみながら、最後のjugementを待っていて、左右には、天国(左)と 地獄(右) の生々しい様子が描かれています。
Anneさんが、一つ一つ細かく説明してくれる(からわかる)。
このあと、やはり中世の陶器をみたあと、中世の絵画ゾーンへ。
ここでは正直、一瞬気を抜いたため、ストーリーが半分くらいしか理解できませんでした💦
そして最後は20世紀、印象派の展示室へ。モネの絵を2枚、解説。ここだけが前回と同じ作品でしたが (リヨン美術館で外せない作品なんですね)、解説のしかたが幾分違って、また勉強になりました!キーワードとしては、光をとらえる capturer la lumiere、補色 couleur complementtaire (violet とjauneみたいな)、タッチcoup de pinceau などですかね。
やっぱりAnne-eveさんは、堂々としていて、説明が上手です✨✨
ツアー後に、少しお話しました(*^^*)
今日はミュージアムショップで、分厚いカタログも買ったのですが、家に帰って読んでみたら、あんまり面白くない。ガイドさんの直の説明のほうが、断然イイですね。
ちょうどお昼どきになったので、昨夜、初めてお会いして一緒に食事したAkinoさんオススメの、
慈山(じざん)といラーメン屋さんに行ったところ、
並んでました。さすが人気店。
なので、このお店は平日のお楽しみにとっておくとして、美術館近くの、パン屋さんにしました。
昨夜、Akinoさん(リヨン在住4年でたくさんのお店をご存知です!)と行った、ポールボキューズのブラッサリー『Le Sud』の写真もアップしておきますね。プロヴァンス風です。