リヨンの友人 Maryvonne
先月、リヨン美術館で出会ったマダムを、学校の帰り道に偶然見かけたので、声をかけたところ、なんと同じCroix Rousseの丘に住んでいることがわかり、お友達になりました。
私より20歳ほど先輩の、素敵なマダム、Maryvonneさんです。その後早速、彼女からギャラリーめぐりのお誘いがあり、ご一緒しました。
晴天の午後、ソーヌ川の方へ歩き、
ところどころで、写真を撮りながら
旧市街にある、彼女のお目当てのギャラリーへ。
お気に入りの exposition de sculpture をやっているから、とのことでしたが、私にとって「彫刻」の概念を覆すような作品ばかりでした。
このギャラリーの名は Gallerie de la tour というのですが、お店を反対側に抜けてみて、名前の由来に納得。ローズ色のこんな塔の中にあったのですね。
その後、ほかのギャラリーや
こんなお店に目を奪われながら
ベルクール広場へ。ちょうどリヨンで、ビエンナーレ(現代美術の祭典)をやっていて、白いドームの中を見てきました。
不思議な空間。
思わず「直島」(日本の現代アートの島)を思い出してしまいました。
このあと、Maryvonneさんが、うちにいらっしゃいとおっしゃるので、お言葉に甘えて、お邪魔することになりました。
同じCroix Rousseの丘と言っても、私の住んでいるのは途中の坂、彼女のアパートメントは丘の上の町。中に入ってびっくり。外観からは想像もつかない、アートアートした、フランス映画の世界。
実はMaryvonneさんは、趣味で彫刻を習っていて、彼女の作品があちらこちらにありました。
二人の息子さん(私と同世代)はすでに独立し、5年前に最愛の旦那さまを亡くされたので、ひとり暮らしですが、キッチンも十分なスペースがあります。
マリアージュフレールのお茶を飲みながら、ご家族の写真をたくさん見せていただき、最後は、私の家の近くまで送ってくださいました。