現役通訳ガイドのフランス留学

2007年からフランス語の通訳ガイドとして日本全国を飛び回っています。ガイド歴11年目の今年、9か月休業してフランスに留学することに決めました。せっかくなので、ガイド目線で、留学先・リヨンの学校やホームステイの様子、フランスのツーリズムの状況などを綴っていきます。日本のインバウンドに携わっている方、通訳ガイドを目指している方、フランス語を勉強している方、今さら留学(?)をお考えの方などに、ぜひ読んでもらいたいです!

南仏プロヴァンスでリフレッシュ!の旅

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先日、3連休(土日月)を利用して、南仏の友人を訪ねてきました。

彼女は、以前はドイツに長く住み、バリバリ仕事をしていて、今は、フランス人と結婚してお子さんも生まれ、エクサンプロヴァンスから車で20分ほどの、ラ・ブイヤディースという町に住んでいます。

 

リヨンからエクサンプロヴァンスまでは、TGVで1時間半ほど。 意外と近いです!

彼女と会うのは8~9年ぶり。駅のホームまで迎えにきてくれていました。 

まずは、エクサンプロヴァンスの市内へ。

 

朝早く到着したので、メインストリート(ミラボー通り)のマルシェをぶらぶら見たあと、旧市街の広場に立つ市場へ。f:id:chezmizuka:20180407233101j:plain

 魚の種類が豊富で、新鮮なこと! 

 

リヨンより海が近いことを実感します。

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⤵これはサン・ソヴール大聖堂

(5~17世紀の様々な建築様式が入り組んでいるそう)

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ランチは、彼女が予約してくれていた モロッコ料理のレストラン Riad にて。

http://www.leriad.com

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お店のお兄さんに相談しながら、クスクス(agneau 羊のCouscous)とタジン(Kefta a l'oeuf ひき肉と卵のTajins)を注文しましたが、どちらもとても美味しかったです(^^♪ 

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デザート(モロッコ菓子の盛り合わせ)と ミントティーもね。

 

午後もエックスでショッピング続行。女2人だと、止める人がいない(^^;)

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 ⬆真ん中の黄色のお店は、可愛らしいお菓子を買ったお店。

 

夜は、彼女の家(南仏らしい風景をみおろす高台にあって、コンテンポラリーな別荘風のお家です)で。 ゲストルームもリビングルームも、ざ・フランスという感じのインテリアで、素敵でした~。(残念ながら写真は掲載できませんが、chambre d'hoteができそうなお宅です)

 

翌日もすこぶる快晴~。青い空。穏やかな空気。

朝食は、和食(ご飯、お味噌汁、卵焼きなど)を作ってくれました~。手作りの和朝食をいただくなんて、久しぶり~。

この日は、なんといってもおススメの Cassis カシへ。

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わ~ぉ! 絶景で~す!!

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髪は乱れるけど、絶景で~~す! 

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これぞ地中海の青さだ~。

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いいわ~~

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夏は、海水浴で大変にぎわうそうです。

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⤵こちらで、ラベンダーやレモンのジャムを、お土産に買いました。

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このムッシュは、ニースに近い村で、奥さんと二人で、ハチミツやジャムを作っているそう。こうして対面で買えるのも、エックスの街中よりも良心的な価格なのも嬉しいです。

 

ランチもカシの海辺で~。

まったり、のんびりと。

週末でどの店も混んでいたのですが、ここのオーナーは、大の日本びいき、ということで、5分も待たずに案内してくれました。

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青い空、青い海を眺めながら、シーフードをいただくのは、幸せ♪

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La Soupe de poisson (ブイヤベースのスープだけ、にパンとチーズを浮かしながら食べる)が美味しすぎるぅ~!!!

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カシの路地も雰囲気ありま~す♥

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 素敵ですね♥

 

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 ピンクや黄色の壁ですからねぇ。

 

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 日本でも、谷中とか、外国人が路地を撮りたがる気持ちがわかります。

 

予定よりもカシで長く過ごしたあと、マルセイユへ~。

まずは、私のリクエストで、コルビュジエのユニテ・ダビタシオンへ。

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これが見たかったー、ので、感動。

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このピロティ、迫力あります!

 

内部も、3階、4階、9階が見学できます。

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(↑  予約をしていたら、部屋の内部も見れるようです。)

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1952年完成ということは、65年が経つ・・というわけですが、

色あせないモダンさにびっくり。構造のすごさといい、光の取りこみ方といい、コルビュジエってやっぱりスゴイ建築家なんだなぁー、と実感できました。

 

3階にある小さなブティックで、可愛い動物を見つけたので、衝動買いしてしまいました(^^;) 姪っ子の赤ちゃん(4か月の男の子)へのおみやげです。青いぞうさんにしました。

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チェコ製なんですが、デザインがオシャレ。(ちゃんと折り畳んだものを持って帰れますので、ご心配なく。)

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それに、コルビュジエ世界遺産の中で買ったんだよ、っていうと、ぐっと価値があがりませんか?

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 (孫がいたら、たぶんキリンも買ってた・・・)

 

屋上からは、海が見えますよー。

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このあと、変貌しつつあるマルセイユの港町へ ~。

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 (旧港) ↑ 絵葉書みたいだ。

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途中、中心街の長い海底トンネルをバンバン走りました(友人の運転は、手慣れたもの。さすがっす!)

 

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港沿いのドック地区は、再開発されて、新たなショッピングゾーンになっているようです。

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ここで試食したオリーブオイル入りのチョコが美味しかったので、おみやげに買いました。

 

夜は、彼女の友人2人が出てきてくれて、4人でディナー、おなかを抱えて笑うような話ばかりで、盛り上がりました。

(写真、撮り忘れました~)

 

3日目。彼女の住むラブイヤディースから車で20~30分ほどの村、カストレ Castelletへ。

 

その前に、途中、唯一開いていたドメーヌに寄って、バンドルBandol ワインの試飲。

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(Paqueの休日のため、どこも閉まっているんですが、一軒あいていてラッキでした)

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Bandolといえば、ロゼ。

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ロゼを2種と、赤もあるということで 3種類を少しずつ試飲しましたが、意外と赤が美味しかったです。でも、ロゼを1本購入~。ほんとはもっと買いたいけど、帰国時の荷物重量制限が常に頭をよぎる~。

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このあたりも、ブドウ畑ばっかりです!

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カストレは、丘の上にあって、とってもプロヴァンスらしい小さな村。

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プロヴァンスのイメージそのものです。

可愛い雑貨や洋服のお店がたくさんありました。

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ここからの眺めもいい~。

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お昼は、親切なおじさんのお店でフガスを買って、食べ歩き。

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名残惜しいけれど、最後は、エクサンプロヴァンスのTGVの駅まで送ってもらって、

友人と別れました。

帰りの高速から、(セザンヌの愛した)ヴィクトワール山が、くっきり見えました。