現役通訳ガイドのフランス留学

2007年からフランス語の通訳ガイドとして日本全国を飛び回っています。ガイド歴11年目の今年、9か月休業してフランスに留学することに決めました。せっかくなので、ガイド目線で、留学先・リヨンの学校やホームステイの様子、フランスのツーリズムの状況などを綴っていきます。日本のインバウンドに携わっている方、通訳ガイドを目指している方、フランス語を勉強している方、今さら留学(?)をお考えの方などに、ぜひ読んでもらいたいです!

Cabosse カカオの実 と Canard 鴨肉

放課後、学校のアクテティビティの一環(参加費8ユーロ)で、Chocolatierチョコレート屋さんの工房見学をしてきました。
お店の名前は、『Toque Blanche』。toqueとは、料理人ががぶっている、あの帽子ですね。
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ご主人のJaquesさんが、ゆっくりとしたフランス語で、デモンストレーション。
これは、お弟子さんが、伸ばしたガナッシュの生地を、金網みたいな道具で切り分けているところです。
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次は、pate d'amande アーモンドペースト(マジパン)を作っているところ。
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で、さっきのガナッシュを包んで、型を使って、toque型にしあげていきます。
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これ、ひとり二個づつ味見しましたが、できたて、美味しかったです。

これはカカオについて説明しているところ。
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フランス語では、
カカオの木は cacaoyer
カカオの実は cabosse (カボス)!
カカオの豆は feves de cacao
です。

このあとは、シロップをcristaliserしたお菓子を作ってくれました。中はリキュール。
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最後は、カカオ実型のチョコ。温度調整や二度塗り(二度固め)など、思ってた以上に手間がかかっているんだとわかりました。
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そうそう、私達は工房に入る時、靴にこんな青いビニールカバーを着けました。
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嬉しいことに、おみやげつきでした(^^)
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(左下のがtoque型のチョコ)

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この日、ホストファミリーに帰ると、晩ごはんに、お父さんが、Magret du canard (鴨の太もも だそう!)を焼いていました。
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付け合わせは、pommes findus (北海道の揚げいもみたいな)
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ソースは、お母さんが作った、数種類のキノコのクリーム仕立て。
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息子のWilly、照れてますが、心優しい青年。
彼がいると、私は息子を思い出して、なぜかホッと和みます(*^^*)
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この日の夕食、リヨンに来て3本の指に入るくらい、美味しかったです。

食後は、おみやげのチョコをシェアして、一日を締めました(^-^)v