現役通訳ガイドのフランス留学

2007年からフランス語の通訳ガイドとして日本全国を飛び回っています。ガイド歴11年目の今年、9か月休業してフランスに留学することに決めました。せっかくなので、ガイド目線で、留学先・リヨンの学校やホームステイの様子、フランスのツーリズムの状況などを綴っていきます。日本のインバウンドに携わっている方、通訳ガイドを目指している方、フランス語を勉強している方、今さら留学(?)をお考えの方などに、ぜひ読んでもらいたいです!

ガイドツアー (1) Vieux-Lyon

先日、ついにガイドツアーへの参加を始動!
各種あるガイドツアーVisites Guidées から、最初はVieux-Lyon 旧市街を2時間で巡るツアーに参加しました。
予約も購入もネットで、こちらのサイトからできます。
www.visiterlyon.com

さて当日。集合場所はVieux Lyonの駅前。10分前には集合となっているので、結構人が集まってきています。
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なんだか人数が多いなーと思ったら、同時刻に英語のツアーも開催されるということで、まず、英語ツアーのガイドさんが現れ、開始時刻が過ぎてからフランス語ツアーのガイドさんが現れました。
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本日のガイドはMagali(マガリさん)。
Audio guideを使ってのツアーということで、皆さんに配ります。参加者は25人ほど。
(大半はフランス人です)
ワクワク。いつもと逆の立場です。
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まずはla Cathédrale Saint-Jean サンジャン大聖堂から。
ローマ時代にさかのぼる歴史やら、15世紀以降の経済発展でフランスルネッサンスの一大中心地となるリヨンの歴史が語られます
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大聖堂の中でも、個人で訪れた場合には気づかないような細部を説明してくれます。
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外へ出ると、このあたりは旧市街の趣たっぷりの路地が続きます。
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とにかくひたすら私はメモる。内容もさることながら、Magaliさんの語彙やら表現など、ガイドならではの言い回しから学ぶことが多くて、幸せ~。

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まるで、Magaliさんの追っかけみたいになっています(^-^;

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これは、リヨン独特の Traboules トラブルという、建物の中を通って行き来できる抜け道です。
こういうTrabouleが何か所もあります。
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Magaliさんの声のトーンは、とても聞きやすく、フランス語も聴き取りやすいです。
参加前は、半分も聴き取れないんじゃないかと思っていましたが、8割がたはわかりました。
むしろ、聴きとれているんだけど、フランスの歴史の知識がない(世界史を忘れている)ために理解できないところがある、という感じ。

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最後は、美しいルネッサンス時代の建物の中にあるMusée Gadagneガダンニュ美術館に到着して、
ツアーはおしまい。Audio Guideを返却するときに、Magaliさんには、とても良かった旨を伝えました。
皆さん、これは大事です。良かったなら、ちゃんと伝える。これはガイドの励みになります(^-^;

ツアー終了後に、なんとMagaliさんから、
「あなたはツーリズムで働いているのですか?」と聞かれました。
やっぱり、異常な食いつき方だったのでしょうね(笑)
日本でフランス語のツアーガイドをしていることを話すと、
「日本人ガイドとしてリヨンでやりたかったら、ディレクターにCV(履歴書)を送るといいですよ。」と言われました。
いやいや、リヨンで(日本人相手に)ガイドするなんて、そもそも知識がなさすぎて、無理なんですが、Magaliさんの追っかけをした身としては、認めていただいたような感じがして嬉しかったです。