現役通訳ガイドのフランス留学

2007年からフランス語の通訳ガイドとして日本全国を飛び回っています。ガイド歴11年目の今年、9か月休業してフランスに留学することに決めました。せっかくなので、ガイド目線で、留学先・リヨンの学校やホームステイの様子、フランスのツーリズムの状況などを綴っていきます。日本のインバウンドに携わっている方、通訳ガイドを目指している方、フランス語を勉強している方、今さら留学(?)をお考えの方などに、ぜひ読んでもらいたいです!

アルザスのご夫婦をたずねて

 

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2017年も残りわずか。2018年を前に、ブログに書ききれないことがたくさんあったなぁ、と思うのですが、

せめて、学校の休暇を利用してアルザスに行ったときのことは、新年になる前に書き留めておこうと思います。

 

アルザスのご夫婦(Pierre & Laurie)は、2010年の(彼らの初めての)日本旅行以来、2015年、2016年、2017年と、4回にわたって(いずれも15日間以上の長い個人ツアーで)、日本全国をご案内した、私のお客さまです。今年は、6月~7月にかけて、東北と北海道をぐるりとお供したばかりですが、10月末、ついにお二人の地元で再会(^o^) となりました。

 

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↑ リヨンからTGVで3時間、ミュールーズに降り立つと、お二人がホームまで迎えに来てくれていました。それだけでまず感動~。なんだか実家に帰ってきたみたい。 

その後、車で彼らの住む町 Soultz(スルツ)へ。

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何度となく話には聞いていたお家の様子ですが、想像していたよりも、大きく、美しく、そして何よりも、最高のもてなしぶりに、また感動~。

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Pierreがウェルカム シャンパンを開けてくれます😃

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Laurieは元・女医さんで、その頭の良さや知的好奇心の高さは知っていましたが、家はピカピカだし、お料理は上手だし、こんなに家事ができる女性だとは知りませんでした~。

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⬆ 前菜のフォワグラ。チェリーと絶妙なマッチング!(この組み合わせ、ホント美味しいです)

 

メインは・・・(ジャーン)

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 子牛です。

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デザートも手作りタルトです。

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Laurieのご両親のお家も訪ねました。

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こちらは、夕食後のチーズ ♪ と 花梨のコンポート。

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用意してくれたお部屋も、この通り、ホテル以上に快適。専用バスルームもピカピカ。

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翌日は、スルツの街中まで散歩。

途中、建築中の家を発見。(プロセスはなかなか見る機会がないので足を止めました)

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アルザス地方の町並みは、ドイツに似て、美しいですね。

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毎朝ここでバゲットを買うという、行きつけのパン屋さん。

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教会には、日時計が~♪

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この通りを帰っていくと家に着きます。

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そしてこの日。なんと、彼らが私のためにランチを予約してくれていたのが、

車を走らせた隣り村にある、シャトーイーゼンブルグ のレストラン。

Château d'Isenbourg & Spa -hôtel de Charme à Rouffach, Alsace

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ここは、実は、15年前に、私が家族(ダンナと息子と)3人でフランス・ドイツ旅行(特にアルザスはのんびりと旅行)したときに、2泊したシャトーホテル。当時、ミシュランの星を獲得していたレストランで、特別な日を過ごした思い出の場所です。

その話を覚えていてくれたLaurie とPierre が、サプライズで招待してくれたのでした。

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テーブルに着いて、15年前と変わらぬテラスからの眺めを見たとたん、胸が熱くなりました。

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料理が洗練されていて美味しいのはもちろんですが、

今、ここに、自分がいることが、信じられなくて。

15年前、まさか自分が、この場所に、”フランス人と” 戻ってくるとは、夢にも思わなかったですし~、

あの時の家族・・・(息子はまだ小さかった~。このシャトーの中と外にあるプールではしゃいでいた~)・・・の思い出が、一気に映像となってよみがえってきて、信じがたい感動に包まれました。

 

これが、その(室内のほうの)プール。 

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シャトーの前に広がるブドウ畑は変わらず。

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この日、午後は、ロングドライブの末に、Pierreの故郷にほど近い Mont St.Odile に連れていってもらいました。ここは、Pierreが小さいときから何度も、信仰深いお母さんに連れられて歩いて登った聖なる山です。

https://fr.wikipedia.org/wiki/Mont_Sainte-Odile

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2泊3日の小旅行を終え、リヨンに戻ってくると、スルツとは大違いの、リヨンの(フランスの都市ならではの)カオスぶりに、再び現実に引き戻された感がありました。が、フランスにも多様な側面あり、ということです。

ご夫婦には、とても感謝しています。また、再来年あたり(?)日本にいらっしゃるそうです♫ その時は、またガイドとしてガンバリマスよー!