アルザスのご夫婦をたずねて
2017年も残りわずか。2018年を前に、ブログに書ききれないことがたくさんあったなぁ、と思うのですが、
せめて、学校の休暇を利用してアルザスに行ったときのことは、新年になる前に書き留めておこうと思います。
アルザスのご夫婦(Pierre & Laurie)は、2010年の(彼らの初めての)日本旅行以来、2015年、2016年、2017年と、4回にわたって(いずれも15日間以上の長い個人ツアーで)、日本全国をご案内した、私のお客さまです。今年は、6月~7月にかけて、東北と北海道をぐるりとお供したばかりですが、10月末、ついにお二人の地元で再会(^o^) となりました。
↑ リヨンからTGVで3時間、ミュールーズに降り立つと、お二人がホームまで迎えに来てくれていました。それだけでまず感動~。なんだか実家に帰ってきたみたい。
その後、車で彼らの住む町 Soultz(スルツ)へ。
何度となく話には聞いていたお家の様子ですが、想像していたよりも、大きく、美しく、そして何よりも、最高のもてなしぶりに、また感動~。
Pierreがウェルカム シャンパンを開けてくれます😃
Laurieは元・女医さんで、その頭の良さや知的好奇心の高さは知っていましたが、家はピカピカだし、お料理は上手だし、こんなに家事ができる女性だとは知りませんでした~。
⬆ 前菜のフォワグラ。チェリーと絶妙なマッチング!(この組み合わせ、ホント美味しいです)
メインは・・・(ジャーン)
子牛です。
デザートも手作りタルトです。
Laurieのご両親のお家も訪ねました。
こちらは、夕食後のチーズ ♪ と 花梨のコンポート。
用意してくれたお部屋も、この通り、ホテル以上に快適。専用バスルームもピカピカ。
ふ
翌日は、スルツの街中まで散歩。
途中、建築中の家を発見。(プロセスはなかなか見る機会がないので足を止めました)
アルザス地方の町並みは、ドイツに似て、美しいですね。
毎朝ここでバゲットを買うという、行きつけのパン屋さん。
教会には、日時計が~♪
この通りを帰っていくと家に着きます。
そしてこの日。なんと、彼らが私のためにランチを予約してくれていたのが、
車を走らせた隣り村にある、シャトーイーゼンブルグ のレストラン。
Château d'Isenbourg & Spa -hôtel de Charme à Rouffach, Alsace
ここは、実は、15年前に、私が家族(ダンナと息子と)3人でフランス・ドイツ旅行(特にアルザスはのんびりと旅行)したときに、2泊したシャトーホテル。当時、ミシュランの星を獲得していたレストランで、特別な日を過ごした思い出の場所です。
その話を覚えていてくれたLaurie とPierre が、サプライズで招待してくれたのでした。
テーブルに着いて、15年前と変わらぬテラスからの眺めを見たとたん、胸が熱くなりました。
料理が洗練されていて美味しいのはもちろんですが、
今、ここに、自分がいることが、信じられなくて。
15年前、まさか自分が、この場所に、”フランス人と” 戻ってくるとは、夢にも思わなかったですし~、
あの時の家族・・・(息子はまだ小さかった~。このシャトーの中と外にあるプールではしゃいでいた~)・・・の思い出が、一気に映像となってよみがえってきて、信じがたい感動に包まれました。
これが、その(室内のほうの)プール。
シャトーの前に広がるブドウ畑は変わらず。
この日、午後は、ロングドライブの末に、Pierreの故郷にほど近い Mont St.Odile に連れていってもらいました。ここは、Pierreが小さいときから何度も、信仰深いお母さんに連れられて歩いて登った聖なる山です。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Mont_Sainte-Odile
2泊3日の小旅行を終え、リヨンに戻ってくると、スルツとは大違いの、リヨンの(フランスの都市ならではの)カオスぶりに、再び現実に引き戻された感がありました。が、フランスにも多様な側面あり、ということです。
ご夫婦には、とても感謝しています。また、再来年あたり(?)日本にいらっしゃるそうです♫ その時は、またガイドとしてガンバリマスよー!